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〔夏から始めよう〕 「1、2、大また」で歩く 水分補給、しっかり
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北國新聞(朝刊)2006年07月19日付 |
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| 高齢者筋肉トレーニングの教室で指導する平下教授=金沢市の元町福祉健康センター |
ダンベルや専用のマシンを使わなくても、筋肉はちょっとした刺激で鍛えられる。例えば靴(くつ)の脱ぎ履き。
毎日立ったままで足をこすり合わせて靴を脱いでいる人は中年を過ぎると、すねの外側にだるいような痛みを感じるようになる。
靴を脱ぐ。たったそれだけの動作がすねの筋肉を鍛え、歩く時に筋肉痛を起こしているからだ。
●いくつでも成長
筋肉はいくつになっても、同じ一つの運動を繰り返すことで成長する。「貯筋(ちょきん)」を始めるには遅すぎるということはない。他県の例だが、半年の筋肉トレーニングの結果、腰を曲げて家の周りをやっと歩いていた八十代の女性がリュックサックを背負ってスーパーまで歩けるようになった。
高齢化社会の現代、楽しく納得のいく人生を過ごすためには、自分の足で歩けることが基本になる。現役時代からの貯金は不可欠だが、筋肉を少しでも貯める「貯筋」も同じくらい重要なのだ。
筋トレ初心者は、気温の高いこの時期に始めるといい。筋肉が温まりやすいのでケガが起こりにくいし、より動く。関節も動かしやすい。
●血液呼び込む
最も手軽な筋トレは歩くことだ。歩くと足の筋肉がリズミカルに収縮して筋肉中に血液をたくさん呼び込み、成長する。より効果を高めるためには、一定間隔で足腰の筋肉に力を強く加えるインターバル歩行をすすめたい。
最も簡単なインターバル歩行は、三歩目だけ、より大またで歩くこと「1、2、大また。1、2、大また」のリズムで歩くことと、いつも通りゆっくり歩くことを繰り返すだけだ。
注意したいことは水分補給をきちんとすること。熱中症防止のためだけではない。水分が十分であれば、血の流れがよくなり、筋肉まで酸素や栄養などをたくさん運び込む。さらに筋肉の疲労物質を腎臓へとスムーズに運び出し、快適に運動できる。(平下政美金城大教授、医学博士=金沢市)
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