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医療記事特集
貯めよう筋肉

〔冬の腰痛〕 腹筋と背筋鍛え解消 「丸い」姿勢も原因に
北國新聞(朝刊)2006年12月13日付

 「冷えるせいか腰痛がひどい。運動で何とかなりませんか」とよく聞かれるが、答えに困る。腰痛の原因があまりにも多いからだ。

 腰が痛いときは、まずは医師に相談し、診断してもらう。婦人科の病気などのように内臓の病気が原因の腰痛や、椎間板(ついかんばん)ヘルニアなど背骨に原因がある腰痛などは、運動をしていいものと悪いものがあるからだ。

 これらの原因がなくて冬になるとは腰が痛くなるというのは、▽寒さで身体を丸めることが増える▽コタツで丸くなる時間が多い▽いすに悪い姿勢で腰掛けている時間が長い―といったことが考えられる。

 腹筋と背筋を貯めてやり、姿勢を正して腰の痛みを解消しよう。

暖かい部屋で

 暖かい部屋で行う。夕方体温が高いときに行う。食事後など体が温まっているときに行う。軽い体操やストレッチ運動、入浴などで体温を上げてから行う―という四つのいずれかの条件を踏まえた上で、「貯筋(ちょきん)」しよう。

 最初に腰のストレッチ運動を行う。仰向けに寝て膝(ひざ)を立て、おなかをふくらませながら鼻からゆっくり息を吸う。次におなかをへこませながら、口からゆっくり息を吐く。腹式呼吸だ。次に、仰向けのまま、両手で膝を持ち、またをできるだけ開く。その後、両膝を別々に抱え込む。腰に鈍痛のある人は、心地よいはずだ。

 次は「へそのぞき運動」で腹筋を鍛えよう。仰向けになり、膝を立て、両手を腹に当て、腹をへこませ背中で床をゆっくり押す。次に顔を持ち上げ、へそをのぞく。このとき、お尻に力を入れ、少し腰を浮かせると、とてもよい。

 最後に背中を鍛える。うつ伏せになり腹に枕や座布団を当て、手を後ろに伸ばし、そのまま身体を伸ばす。腕の筋肉も鍛えたければ、手をついて、ゆっくり体をそらすようにする。

ゆっくり10回

 それぞれ、ゆっくりしたリズムで十回ほど毎日続けよう。腹筋・背筋の「貯筋」ができ、腰痛が必ずよくなる。まだ腰が痛くない人にも、予防のためぜひすすめたい。

 腹筋・背筋を貯めれば、長年悩んできた腰痛は必ず良くなる。根気よく続けることだ。早くに効果の表れる人もいれば、なかなか表れない人もいる。腰を痛めたり、腰痛を悪化させたりしないよう、正しく行ってほしい。 (平下政美金城大教授・環境生理学=金沢市)



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