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〔風が冷たい日〕 帽子かぶって「断熱効果」 前傾で太もも鍛える |
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北國新聞(朝刊)2007年01月17日付 |
真冬といえども暖かい日が続いている。筋肉を貯(た)めるためにもこまめに歩きたいが、筋肉トレーニング教室に来る高齢者に話を聞くと、天気がよい日でも意外と歩いていない。「風が冷たくて、寒い」というのだ。
確かに、風が強いと体温を奪われる。風速が一メートル増すごとに、気温が一度低くなると考えてよい。例えば気象台のデータで、気温四度のときに、風速五メートルの向かい風を受けると、マイナス一度の無風の空間にいるのと同じぐらい、寒く感じるということである。
●手足も冷たく
しかも、顔に風を受けると呼吸がしにくく、手足も冷たくなる。そのため手足が冷えやすい女性は、冬の風をつらく感じる。
こんなときは帽子の出番である。秋口のように気温がある程度高いときは、帽子は頭部の熱を逃がすのを妨げるため、帽子をかぶって運動すると体に負担がかかる。しかし風が強く、とても寒い日は、その断熱効果がありがたい。
脳が熱をたくさん作り出すため、そもそも頭そのものには皮下脂肪がなく、頭は冷えやすい構造になっている。そのため、帽子をかぶると、脂肪がたっぷりある腹部を腹巻きで温めたり、手袋をはめたときよりも、体から失われる熱がぐっと少なくなる。
手足がいつも冷たい人は、屋外はもちろん、室内でも帽子を着用してはいかがだろうか。
体が温まっていると、楽しく運動できる。帽子をかぶったら、今度は風を「貯筋(ちょきん)」運動に活用してみよう。
前方から風を受けたとき、人間は自然と体を前傾させ、膝(ひざ)を曲げて歩く。ふだんの歩き方よりも太ももの筋肉が鍛えられる姿勢だ。「雨にも負けず風にも負けず」と、自分を鼓舞したくもなる。
横から風を受けて歩く場合は、おしりの少し上にある、バランスを取る筋肉が鍛えられる。
●背筋が伸びる
後ろ方向から風に押されるように歩くこともおすすめしたい。後ろから風を受けると、背筋が伸びて良い姿勢で歩ける。背筋が伸びると、かかとから着地ができるようになる。それはいつもよりも、つま先が上がるということになる。
つまり、足の裏全体で地面を踏みしめた後、親指とひとさし指の指の付け根当たりで地面をけって体重移動するという動きがスムーズにでき、転びにくくなるわけだ。
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