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〔長く歩こう〕 起伏のあるコース選ぶ 気持ちにもメリハリ |
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北國新聞(朝刊)2007年05月02日付 |
新緑の季節、いよいよ、本格的な「貯筋(ちょきん)」シーズンの到来だ。運動することが気持ちいいこの季節に、できるだけ長く歩いてみよう。
疲れを感じずに長く歩くために重要なのは、コース選びだ。
●お薦めは旧街道
都市計画で造られた整然としたまっすぐな道と、古い町並みに沿った藩政期以来の街道があれば、ぜひ後者を選びたい。金沢市内ならば、春日町から小坂町にかけての街道や、卯辰山。適度に起伏があり、曲がりくねった道がよい。高齢者の「貯筋」運動に欠かせない「やる気」が起こるのである。
道のカーブに合わせて歩く早さを変えてみると、どんどん足が進むことに気づくだろう。
新しく整備された碁盤の目のような道には、目的とするものもなく、思わず足を止めるような風景も少ない。整備が行き届いているため、側溝などに足を取られないか気を配る必要もない。安全だが、ちっとも脳のトレーニングにならない。
卯辰山の望湖台から奥卯辰山健民公園にかけての道は、上り坂、下り坂がそれぞれ三回ある。
この道を歩けば、速歩と通常の速度の歩行をリズミカルに交互に行う「インターバル速歩」を意識することなく体験することになり、大腰筋(だいようきん)と太ももの筋肉を効果的に鍛えられる。
さらに、上り坂のつらさと下り坂の心地よさを体験することにより、気持ちにもメリハリが生まれ、歩く意欲が長続きする。
●腕を日にさらす
外を長い時間歩くということは、カルシウムを取り入れやすい体を作るチャンスでもある。カルシウムは骨を作るためにも筋肉を動かすためにも、必要な成分だ。
まずは服の袖をまくって、冬の間、日光を浴びなかった腕を太陽にさらそう。さらに途中で飲むための水などを入れた、少し重めのリュックを背負って歩こう。
●大切な水分補給
調子よく長く歩き続けるためには、十五分をめどに、意識して水分を補給したい。
一度に飲む量はほんのひと口で十分である。ただ、定期的に、こまめに飲むことを忘れないでほしい。
汗の成分や、運動によって水分が失われた後の体のことを考えると、運動前には番茶や水、運動中はスポーツドリンクまたはレモン水、運動終了後は水を飲むとよいだろう。
運動が終わってからも心がけて水分を補給することが、心筋梗塞(こうそく)の予防につながる。
この季節は、植物の若い葉を食する機会が増える。若葉にはビタミンB類も多く含まれているため、元気を出すのに役立つ。
ひらした・まさみ=金城大教授・環境生理学、金沢市
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