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〔かかとの痛み〕 割った竹踏み、足裏鍛える クッション効いた靴を |
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北國新聞(朝刊)2007年11月07日付 |
暑くもなく寒くもないこの時期は、紅葉を訪ねて散策するのにいい季節だ。ところがあまり体を動かしていない人の中にはいつもより少しだけ長く歩いたり速く歩くだけでも、突然足のかかとや足の裏が痛くなる人がいる。
私の知人は、思い立って休日にウオーキングをしたら、歩くのさえつらいほどの痛みを味わい、階段を下りるのもやっとだったという。「運動をしていなかったせいか、年のせいなのか。実に情けない」と嘆くので詳しく話を聞くと、底の薄いサンダルで歩いたそうだ。
散策を楽しむ第一歩は、足裏の筋肉の貯筋(ちょきん)と、その筋肉を守る靴選びにあるといってもよい。
●親指で蹴る
かかとで着地して足の小指の下の部分に体重を移動させ、親指で地面を蹴(け)る。これが正しい歩き方だ。
靴底が薄いほど、着地するときにかかとは大きな衝撃を受ける。歩く速度が速くなるほどかかとが受ける衝撃とともに、親指で蹴る力も大きくなる。
親指で地面を蹴るとき、足の指の付け根がしなるように曲がり、足の裏からアキレス腱(けん)の付け根にかけてぴんと張る。つまり足の裏の筋肉の働きによって、親指は地面を蹴っている。
●膜が炎症起こす
この足裏の筋肉を包んで衝撃から保護している膜は、年を取るにつれて炎症を起こしやすくなる。しかも靴底が薄くて硬いほど炎症を起こしやすいと言われている。厚手の靴下や中敷を入れたりクッション性の高い底の靴を選ぶなど工夫したい。
年齢を重ねるほど慎重に靴を選ぼう。靴を履いたまま、指先が動かせるか。かかとにクッションがあるか。甲は圧迫されていないか。土踏まずの内側の線に靴の形が合っているかどうか。最低限、これらを確認したい。
わずかな痛みであっても、それをかばうと歩き方が不自然になり、足の裏だけではなく、膝(ひざ)や腰まで痛めてしまう。
●土踏まずを意識
足裏の筋肉を痛めることを防ぐためには、半分に割った竹の上でゆっくり、ゆっくり左右それぞれ十回ほど足踏みしよう。土踏まずが竹の上にのるようにするのがコツだ。一歩一歩、アキレス腱からふくらはぎにかけて伸びている感じを味わいながら、足踏みしたい。
いすに座り、土踏まずでゴルフボールを一分ほどゆっくり回すのもよい。その後、いすに座ったまま、足をまっすぐに伸ばし、つま先を体の方に曲げる。左右十回ずつ三セットが理想的だ。(平下政美金城大教授・環境生理学=金沢市)
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