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〔肩こり解消運動〕 呼吸に合わせて腕を上げ下げ 血行促し酸素補給 |
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北國新聞(朝刊)2007年12月12日付 |
肩こりの原因は、首を支える筋肉への血行が悪くなり、筋肉に十分な酸素や養分が届かないことにある。そのため、寒さで血行が悪くなったり、寒さを避けるために体を丸くしたり、仕事で下を向いたままの姿勢を長時間続けると肩がこる。
首を回したりストレッチ運動をすれば、肩こりは和らぐ。しかし、一時的に痛みを和らげるだけではなく、根本的にこりにくい肩を作るためには、首や肩の周りの筋肉を貯(た)めるほうが効果がある。
●ペットボトルで
重りを使って首の周りの「貯筋(ちょきん)運動」をしよう。水や砂を入れたペットボトルを重りにすればよい。あればダンベルを使えばよい。
まずは足を肩幅に開き、両手でペットボトルの中央を持つ。手のひらが背中側を向くようにひじを曲げ、ペットボトルを肩の高さに上げ、ペットボトルの真下にひじが来るように脇(わき)を少し開く。左手を、「1、2」で息を吐(は)きながら押し上げ、「3、4」で息を吸いながら下ろす。左右交互に合計二十回行う。
次に、ペットボトルの中央部を両手に持ち「気をつけ」の姿勢で立つ。ひじを伸ばしたまま息を吐きながら両手を「1、2」で肩の高さまで上げる。「3、4」で息を吸いながら下ろす。いずれも手のひらが床方向を向くようにする。十回行う。
最後にもう一つ。両手にペットボトルを持って、手のひらを天井に向け、ひじを伸ばしたまま両手を肩の高さまで上げて立つ。手を伸ばしたまま、息を吐きながら「1、2」でぺットボトルを頭の真上でカチッと触れ合わせる。息を吐きながら「3、4」でひじを伸ばしたまま、両手を肩の高さに戻す。十回繰り返す。
視線を遠くに置いて背筋を伸ばし、ゆっくりと前後に首を倒した後、左右に首をねじり、遠くを見て終了する。
ゆっくりした呼吸に合わせてこれらの運動を行えば、肩の周りの筋肉に血液がドッと流れ込むのが実感できるだろう。
重りを持たないで行っても効果はある。週に三、四回も行えば、二週間ほどで肩こりが楽になった実感があるはずだ。
●いすを使う
いすを使う運動も紹介しておこう。
まずは背中を伸ばす運動をする。
背筋を伸ばして遠くを見て、いすに座る。両手を交差させ、右手で左肩、左手で右肩を触る。肩から背中にかけての骨(肩甲骨(けんこうこつ))付近を伸ばすように意識しながら、十秒間、体を前に丸める。ゆっくり元の姿勢に戻す。
次に胸を張る運動を行う。いすに浅めに座り背筋を伸ばし、両手でいすの背もたれをつかんで遠くを見る。上体を前に少し倒し、あごを上げ胸を張って両手を伸ばす。十秒後、ゆっくり元の姿勢に戻す。
一日三回、一週間も続ければ楽になるだろう。
ひらした・まさみ=金城大教授・環境生理学、金沢市
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