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第71部・やってみよう「眠活」

(2314)寝具選び 「枕高く」は首、肩に負担 横向きで一直線に
北國新聞(朝刊)2019年01月26日付

頭から足まで中心線がフラットな状態が望ましい
 「枕が変わると眠れない」。そんな経験がある人もいるだろう。そもそも枕の高さが適切でないと、途中で目覚めたり、寝返りが打ちにくかったりする恐れがある。専門医は「いい睡眠のためには、体に合った寝具選びが重要であることも忘れないでほしい」と話す。

 金沢市内の30代の男性会社員は寝室で眠る前にテレビを見るのが習慣になっている。寝っ転がっても、画面が見やすくなるようにと、枕を二つ重ねて顔が前を向くようにしている。そのまま眠ってしまうが、枕が気になって睡眠中に目が覚めることも。起きると何だか肩が重かったり、首に違和感があったりもする。「枕が合っていないのかな」と思いながらも、テレビ見たさについやってしまう。

寝返り打てない

 「男性のような枕の使い方では、寝返りも打ちにくい。首や肩の違和感が慢性化する恐れもある」と、雨晴クリニック(高岡市)副院長の坪田聡医師は話す。枕の悩みは多い。そのため、神奈川県内には枕の調整法を紹介する専門外来を設けた病院もある。

 枕の高さは人によって好みがある。ただ、高すぎれば、首や肩に負担が掛かり、のどが圧迫されてしまう。また、高すぎると、自然に体は横に向こうとする。「横向きでないと眠れない」「知らないうちに枕をどけている」という場合は、枕が高すぎて合っていないことが考えられるという。

血液の循環に悪影響

 低すぎれば、これも肩や首に負担になる。さらに頭が心臓より位置が低いと、血液の循環が悪くなる。枕を使用した上で、自分の手も頭の下に置いて眠っている人は高さが足りないケースがある。

 ではどのぐらいが望ましいのだろうか。坪田医師によると、体を横に向けたときに、頭の中心線と、胸から腹の中心線が一直線になり、床と平行な状態であるのが望ましい。この高さなら、一晩に10〜30回の寝返りもしやすく、途中で目が覚めるリスクも低くなる。一方で二つの中心線が真っすぐでない場合は、肩こりや首の痛みを招く恐れがある。

 枕が低すぎてしっくりこなければ、タオルやバスタオルで調整する。硬さがほしいなら、玄関マットのように厚みのある素材を折り曲げて枕の下に敷く。

 さらにマットレスや布団の選び方も大切になる。マットレスには、低反発や高反発などがあるが、触れてみて寝返りの打ちやすいものを選ぶ。加えて忘れてはいけないのが、こまめな手入れだ。睡眠中には夏場はもちろん、冬場も意外と汗をかいている。そのままでは、ダニや雑菌が発生し、皮膚がかゆくなる。かゆみや痛みは不眠の原因にもなりかねない。

 坪田医師によると、これらの寝具が体に合っているかどうか、手軽に調べることもできる。両手を胸の前で交差させ、その上で膝を90度に曲げる。そして左右に体を振ってみる。ごろんと回りやすければよく、もし動きにくければ、寝具を見直す必要がある。

 高さにこだわり、「枕を高くして」眠りたい。



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