北國健康生きがい支援機構
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「生きづらさ」原因探る 北國健康生きがい支援事業 金沢市で金城大プログラム 
2015/09/16 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の金城大プログラム社会福祉講演会(同大、本社主催)は9月15日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。同大社会福祉学部の柴田紀子教授が人々が抱える「生きづらさ」の原因を社会環境の観点から解説、周囲との関係を見つめ直して解決の糸口を探る対処法を提案した。
 柴田教授は3人に1人が非正規雇用という貧困の拡大と、20代後半の6割以上が未婚である現在の社会問題を示し、「最近の経済事情が未婚率拡大に影響している」と、社会状況と個人の問題が密接に関係していることを説明した。
 「生きづらさ」の原因を自分の中だけで見つけようとせず、環境や人とのつながりという視点から考える大切さを強調。具体例として、子どもが不登校になった場合、いじめや勉強などの直接的原因を特定するのではなく、学校や友達、家族などさまざまな関係を多角的に分析して解決につなげる方法もあるとした。
 参加者は柴田教授が用意した演習シートで、自身の人生曲線や、思い出に残る人の名前を書き出し、自身を取り巻く環境を確認した。



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