北國健康生きがい支援機構
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大舞台の調整法紹介 北國健康生きがい支援事業 五輪出場 金沢学院5選手が登壇
2015/11/10 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の2012(平成24)年度第1回金沢学院大プログラム(同大、本社主催)は11月10日、同大講堂で開かれた。ロンドン五輪に出場した金沢学院勢5選手がコンディションの調整法を紹介し、スポーツ健康学部スポーツ健康学科長の平井敦夫教授が「いかに平常心を保つかが大切」と競技に臨む姿勢を説いた。
 「オリンピックを科学する―ロンドン五輪出場選手と語る―」をテーマに開かれた。
 パネル討論では、高飛び込み女子の中川真依(25)=大学院=、トランポリン男子の伊藤正樹(24)=同=、同女子の岸彩乃(20)=スポーツ健康学科2年=、ウエイトリフティング女子75キロ超級の嶋本麻美(25)=職員=、同女子53キロ級の八木かなえ(20)=スポーツ健康学科2年=が登壇し、シドニー五輪トランポリン代表の古章子准教授がコーディネーターを務めた。
 中川選手は国立スポーツ科学センターで受けたメンタルサポートを紹介。嶋本選手が「家族や仲間と連絡を取って気持ちを高めた」、八木選手が「いつも通りを心掛けた」と話すなど、5選手は体調とともにメンタル面の調整に気を配ったことを強調した。
 伊藤選手は血中酸素の濃度を毎日測定したことを振り返り、岸選手は氷点下の部屋で急激に体を冷やす最新の疲労回復法を取り入れたことを紹介した。
 パネル討論に先立ち平井教授が「からだの仕組みとこころの色」と題して講演し、八木、岸両選手の体力、集中力を来場者と比較し、トップ選手の運動機能の高さを説明した。平井教授は選手の心理状態を色にたとえ、「平常心は緑色、緊張は赤色。緑色の状態で競技に臨めるよう心掛けることが重要だ」と述べた。



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