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北國健康生きがい支援機構
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気遣いの心つなげて 北國健康生きがい支援事業の金城大プログラム 黒田教授、介護のヒント解説
2015/09/06 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の第2回金城大プログラム(北國新聞社主催)は5日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれ、同大社会福祉学部の黒田しづえ教授が講演した。黒田教授は近代看護の礎を築いたナイチンゲールに学ぶケア理論を紹介し、「介護は相手を気遣い、配慮することが大事になる。大切にされた経験は豊かな心を紡ぎ、次の介護に生かされる」と呼び掛けた。

 黒田教授は、ナイチンゲールが看護だけでなく、統計学を駆使した医療衛生改革や病院建築の提言など幅広い活躍をしたことを紹介した。ナイチンゲールの看護思想を基に、日本で提言されている「KOMIケア理論」を紹介し、「病気とは回復過程であり、看護はそれをバックアップすることである」と看護や介護の本質を説明した。
 介護のあり方を考えさせられた事例として、黒田教授は、猛暑のため道路でしゃがみ込んだ高齢男性を助ける人の様子を紹介した。声を掛けた男性が「大丈夫ですか」とは言わず、「ここにいてはいけないから立ちましょう」と促したことが理想的なケアだったとした。
 「大丈夫ですか、と聞けば、相手を遠慮させ、余計に体力を消耗させてしまう。自分の状態を判断できない人に判断させてはならず、プロの現場でもよくあることだ」と解説し、相手を気遣う大切さを説いた。
 80代の一人暮らしの母親を介護する姉妹が「すり足が減った」などと、母親の変化に気付く度に褒めたケースも紹介し、「小さな変化を言語化することが大事。人に評価されるのはケアの現場でもいい」と助言した。



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