北國健康生きがい支援機構
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緑内障、自覚症状乏しく 北國健康生きがい支援事業・金大プログラム 検診呼び掛け 喉の病気も解説
2015/11/24 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業・第1回金大プログラム「目と、のどの健康」(同大・北國新聞社主催)は23日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。金大医学系眼科の杉山和久教授が緑内障、同耳鼻咽喉科・頭頸部(けいぶ)外科の吉崎智一教授が咽頭がんについて、症状、原因、治療法などを解説し、来場者が健康意識を高めた。
 杉山教授は、緑内障が日本とアメリカで失明する原因の第1位となっており、末期まで自覚症状に乏しく、早期発見が困難であることを紹介した。急性緑内障では目の痛みや頭痛、吐き気などの激しい症状が起きることも説明し、杉山教授は早期発見につなげるために検診を受けるよう呼び掛けた。
 白内障についても解説した。紫外線やたばこなどが原因となっていることをはじめ、手術技術が進歩しブルーライトをカットしたり乱視を矯正できたりする眼内レンズがあることを紹介した。
 続いて登壇した吉崎教授は、中咽頭がんの患者が近年増えており、酒やたばこだけでなく子宮頸(けい)がんの主な原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であることを説明した。HPVは思春期や青年期に感染し、潜伏期間が20年であることも紹介した。



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