北國健康生きがい支援機構
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「個性をつかみチーム力向上」金城大プログラム
2016/11/20 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業第3回金城大プログラム「保健・医療・福祉創造フォーラム」(金城大、同大後援会、北國新聞社主催)は19日、白山市笠間町の同大で開かれた。前バレーボール女子日本代表監督でプロバレーボール指導者の眞鍋政義氏が約250人を前に、「選手の個性を把握し、モチベーションを上げることが大切だ」などとチーム力を高めるこつを説いた。
 2009年に代表監督に就任し、10年の世界選手権と12年のロンドン五輪で代表チームを銅メダルに導いた眞鍋氏は、「逆転発想の勝利学〜組織マネジメント 女性を輝かせるテクニック〜」と題して講演した。
眞鍋氏は代表監督時代に世界大会でのメダル獲得を目標に掲げ、選手やコーチとコミュニケーションを図りながら、選手の性格や人間関係をつかんだ取り組みを解説した。各選手を「職人」「自立」「まじめ」「不器用」「天然」などのタイプに分類して接し方や指導法を変えたり、遠征先ホテルの2人1室の部屋割りに気を配ったりしたエピソードを紹介した。
通常の過酷な練習に加え、メンタルトレーニングに力を注いだ眞鍋氏は、年に1、2本、選手の士気を高める約5分間の「モチベーションビデオ」を作成し、大事な試合前に選手に見せたことも明かした。「これまでのデータから、プラス思考の選手ほど試合で活躍する。ロンドン五輪3位決定戦前夜にもビデオを見せた」と語り、当時のビデオ映像を会場で放映した。
 講演に続き、シンポジウム「〜共同と個性〜これからの社会を支える人材の育成・人間教育の実践」が開かれた。黒島秀介白山市体育協会長、坂口憲政金城大女子バレーボール部総監督、木林勉金城大教授がそれぞれの持論を発表した。



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