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「男性介護者支援を考える」金城大学プログラム
2017/09/24 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の今年度第1回金城大プログラム(同大、北國新聞社主催)は9月23日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。同大看護学部の彦聖美(きよみ)教授(在宅看護学)が「男性介護者支援を考える」をテーマに講演し、「介護離職」「孤立」など負のイメージが先行する男性介護者の支援として、力を発揮できる介護環境を整備する重要性を説いた。
 彦教授は、近年、男性介護者が増加していることや、全国調査の結果から全介護者に占める男性介護者は約30%、孤軍奮闘している男性介護者はその半数となっている現状を解説した。
 介護のための離職が多いことや、介護の悩みを自分で抱え込み孤立しやすい、家事などに困難を感じている現状も説明した。その上で、社会とのつながり強化や仕事との両立といった必要な支援の方向性を示した。
 彦教授は「男性介護者が幸せになることには、女性を含めた家族介護者全体の幸せにつながる効果がある。『ユニバーサルデザイン』という誰にでも利用しやすい介護環境の整備が必要だ」と話した。
 介護環境の整備例としては、男性介護者が困る女性用下着を専用の売り場以外で販売することや、相談しやすいように介護用品売り場に男性販売員を配置するなどの工夫ができることを語った。
 このほかの重要な環境整備には、人と人のネットワークの構築も挙げた。実践例として、羽咋市で男性介護者や地域の高齢者らを集めた食の交流会、高齢化や過疎化が深刻な能登地区で市町を越えて介護者の交流会や会議が開かれていることを紹介した。
 「これからの『大介護時代』に備え、介護者の持つ力を維持、増進する支援、力を発揮できる環境づくりが大切だ」と述べた。



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