北國健康生きがい支援機構
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災害の備えは柔軟に 北國健康生きがい支援事業 防災を考える 石川県立看護大プログラム
2018/09/25 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の石川県立看護大プログラム(同大、本社主催)は24日、「私たちが考える今後の防災のあり方」をテーマに、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。防災の専門家や住民、学生が意見を交わし、家庭や地域の実情に合った備えを柔軟に進める必要性を確認した。
 災害現場を数多く経験している日赤県支部防災ボランティアリーダーの北村裕一氏は「大切な備えは人によって違うので、家族で考えるのが一番だ」と指摘。県立看護大の曽根志穂助教は「健康を守るための備えは欠かせない」と述べ、持病のある人は薬の確保が重要になると強調した。
 かほく市七窪区の防災士森義実さんは、地域の安否確認をスムーズに進めるため、家族台帳を作ったことを紹介した。同大の災害ボランティアサークルふたばのメンバーは、防災訓練で身の回りの物を使った防災グッズを作る活動を発表した。
 進行役を務めた武山雅志同大教授は、東日本大震災の被災地である宮城県亘理町(わたりちょう)で続ける被災者支援の活動を報告。「継続して参加する学生は自信がつき、被災地支援を通して、学生が育てられている面もある」と話した。



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