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細胞つかむチップ開発 富山県工業技術センター 抗体医薬研究に活用
2006/09/12 北國新聞 朝刊

 富山県工業技術センター機械電子研究所は十一日、約三十八万個の細胞を一個ずつつかむ機能がある「包接型細胞チップ」を開発したと発表した。細胞を顕微鏡で観察したり、抽出する作業が容易になる。このチップを使い、県などは免疫細胞の研究を進め、新薬開発に役立てる。
 開発は富山県の産学共同研究「とやま医薬バイオクラスター」の一環。免疫作用でリンパ球が作るたんぱく質「抗体」を応用して新薬開発につなげる研究を進めており、富大医学部免疫学講座と北陸先端科技大学院大の材料科学研究科が協力した。
 原料はプラスチックの一種「N―イソプロピルアクリルアミド」で、紫外線を当てて成形できる性質に改良した。半導体に回路を作る技術を応用し、紫外線でチップ一平方センチに、細胞を入れる直径十ミクロン(百分の一ミリ)の穴を四十万個開けた。
 この素材はセ氏三二度以下でゲル状になって細胞をつかむため、試薬を注入しても細胞が流されない特性がある。チップをセ氏三二度以上に熱すれば穴が開き、細胞を取り出すことができる。
 県は国際特許と国内特許各一件を出願しており、市場投入を目指す。開発の成果は十三日から大阪府内での国際展示会、二十日から富大で開催される高分子学会の「高分子討論会」で発表する。



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