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運動、食事で丈夫な体(金沢学院大学プログラム)

 北國健康生きがい支援事業の金沢学院大プログラム「ステイホームを乗り切る運動と食事のこつ」(同大、本社主催)は27日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。人間健康学部長の藤原勝夫教授と同部健康栄養学科長の川村美笑子教授が、コロナ禍の生活習慣の見直しを促し「適度な運動と規則正しい食事が丈夫な体をつくる」と呼び掛けた。
藤原教授は、ふくらはぎのヒラメ筋など持久的な運動に適した筋肉「赤筋」を軽運動で鍛えれば、無理なく運動機能を維持できると説明し、最大筋力の30%以下の力で100回繰り返す運動が効果的とした。
 「筋肉は一度失うと取り戻すのが大変だ」と述べ、屈伸やつま先立ち運動をこまめに行うことを推奨し、30〜60分のウオーキングが心臓機能を向上させると解説した。
 川村教授は、3食の摂取リズムを整える重要性を強調した。朝食を抜くと、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌作用が弱まるとし、血管の詰まりや硬化につながると述べた。
 こまめな運動や偏食をせず、栄養バランスの取れた食事を取ることも、血管や腸内の環境を整えると解説した。

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