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県立中央病院の新システム、400人参加で最終テスト 16日、看護学生が
2006/09/12 北國新聞 朝刊

 県立中央病院は十月一日のオーダリングシステム(医療情報総合システム)導入に向け、十六日に最終テストを実施する。看護学生が患者役となるなど、医師、看護師ら約四百人が参加し、本番に近い形で電子カルテシステムなどを運用させる。これまでに計四回のテストを実施しており、院内各部門で構成する作業部会でテスト結果の分析を進め、導入時の混乱回避に全力を挙げる。
 医療情報システムでは、医師が診療後に入力する処置や検査の内容、薬などに関するデータがそのまま会計などに瞬時に送信される。県立中央病院は会計や薬の受け取りの待ち時間短縮につながるとみている。
 十六日の最終テストには医師約百人、看護師約百人、放射線、薬剤部門などの医療従事者約百七十人と、患者役の看護学生約三十人が参加する。外来診療科に加えて入院病棟の一部も対象とし、システム運用を試行する。
 システム導入に向け、八月二十四日には一部の外来診療科、九月二日にはすべての外来診療科でそれぞれテストを実施。中央放射線部と救急外来(ER)を対象にしたテストも一回ずつ行っている。
 院内の作業部会はこれまで四回のテストを検証しながら、受付から診察、会計までの新しい流れに外来患者が戸惑うことがないよう、詰めの調整を進めている。待合室に新たに設置する患者案内の電子表示板については、予約外の患者の表示方法などを改善するという。オーダリング・電子カルテ導入特別委員長の車谷宏診療部長は「システムに対する医師らの習熟度も高め、万全を期したい」と話している。



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