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体幹で健康寿命長く(金城大プログラム)

 北國健康生きがい支援事業の金城大プログラム「現代日本人に必要な身体の使い方 一流スポーツ選手の身体の使い方から学ぶ」(同大、北國新聞社主催)は25日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれ、同大医療健康学部理学療法学科の永井将太教授が健康寿命を伸ばすには体幹を鍛えることが重要と説いた。
 永井教授は近年、世界的な活躍を見せている日本のスポーツ選手は、共通して体幹を意識していると指摘。一般の人にとっても、体幹を強化して姿勢を良くすることで、要介護状態を招く関節の疾患を予防できると解説した。
 鍛え方としては、太ももの裏側のハムストリングスと呼ばれる筋肉を柔軟にし、広がりやすい肩甲骨を正しい位置に戻すことを挙げた。骨格的に骨盤が後ろに傾いている日本人は骨盤を立てる意識も大切とした。
 永井教授は運動は糖尿病の予防・改善や免疫機能の更新など、さまざまな効果をもたらすとし、「運動は百薬の長。長く続けるためにも、体幹を大事になる」と話した。いすに座ったままできる体操も紹介した。

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