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三つの視点で健康学ぶ(金沢学院大プログラム)

北國健康生きがい支援事業・金沢学院大プログラム「心理学・運動学・栄養学 プロに学ぶ心の健康法」(同大、北國新聞社主催)は26日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。文学部の前川浩子教授、スポーツ科学部長で日本健康行動科学会理事の藤原勝夫教授、栄養学部長の川村美笑子教授が、それぞれの専門分野の視点から、心と体を健康に保つ方法を紹介した。
 前川教授は、コロナの拡大に伴う生活様式の変化が人々にストレスを与えたと解説。落ち込みやイライラ、怒りっぽいなどの気持ちについて「変化をネガティブに捉えるのではなく、自然な反応として受け入れることが大切」と話した。
 藤原教授は、脳を活性化するため、咀嚼(そしゃく)や歩行、呼吸などのリズミカルな感覚刺激が重要だと説明した。「最大筋力の30%以下の力で100回繰り返すことのできる運動が効果的」と話し、踏み台昇降、ブリッジ運動など、家で手軽にできる動きを紹介した。
 川村教授は「いつ、何を、どれだけ」を意識して食事をしてほしいと説いた。生活習慣病に注意が必要な大人と子どもでは栄養の取り方が違い、それぞれの生活、睡眠リズム、ストレスなど環境との相互作用を考えることが必要だと呼び掛けた。

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