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緑茶、新聞で認知症を予防(石川県立看護大プログラム)

北國健康生きがい支援事業の石川県立看護大プログラム「コロナ禍で認知症を予防していくには」(同大、北國新聞社主催)は10月30日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれ、認知症の専門家が、緑茶を飲む、新聞を活用して自分らしく生きるなど、認知症予防に効果が期待できる食事や生活習慣の改善法を伝えた。
 金大の小野賢二郎教授(脳神経内科学)はアルツハイマー型認知症の最新の診断法や抗体療法について紹介。緑茶の摂取が認知機能低下を予防し、ポリフェノールが治療薬開発につながる可能性があるとした。
 同大の篠原もえ子准教授は七尾市中島町で実施した認知症調査を元に、ビタミンC、Eの摂取、健康な歯を持つ人の食生活が予防に期待できると紹介した。
 河北郡市医師会の沖野惣一会長はコロナ禍で孤立や筋力低下が懸念される中、新聞を毎日読むことや俳句、投稿、ダンス、家庭菜園などで余暇を豊かに過ごし、充実した生活習慣を送るよう助言した。
 県立看護大健康科学講座の岩佐和夫教授は食べる、しゃべるなどの機能が衰えるオーラルフレイルが要介護状態の前段階となっているとし、口腔(こうくう)体操を指南した。

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