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地域医療と介護連携を(金城大)

 北國健康生きがい支援事業の金城大プログラム「保健・医療・福祉創造フォーラム」(金城大、金城大後援会、北國新聞社主催)は11月11日、白山市の同大笠間キャンパスで開かれた。「これからの地域医療と福祉」をテーマに、介護現場、病院、行政、大学の専門職ら5氏によるトークセッションが行われ、急速な高齢化にも住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、医療や介護のさらなる連携へ課題を探った。
 米島學学長は医師の立場から、約20年後は多くの病気を抱える80代が人口のピークになり、治す医療ではなく、支える医療、癒やす医療、みとることが大切になると指摘。医療や福祉の人材確保だけでなく、医療、介護予防、生活支援などが一体的に提供される必要があると強調した。
 公立松任石川中央病院・医療ソーシャルワーカーの竹澤真由美氏は、退院後に在宅などで切れ目ない医療やケアを受けられるサービス体制を構築する地域連携が重要とした。
 白山市地域包括支援センター鶴来室長の村山美奈子氏、特別養護老人ホーム福寿園・介護支援専門員の板本真氏、金城大人間社会科学部助教の秋山陽子氏も事例を交えながら取り組みの紹介や意見を交わした。北山幸枝金城大看護学部教授が進行役を務めた。

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