北國健康生きがい支援事業
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「自分の親友になろう」 マインドフルネス実践(県立看護大)
北國健康生きがい支援事業の石川県立看護大プログラム「マインドフルペアレンティング」(同大、北國新聞社主催)は12月2日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。参加者は、瞑想(めいそう)の一種「マインドフルネス」に取り組み、育児においては、自分の感情に気付き、受け入れて「自分の親友になる」ことが大事と学んだ。
同大小児看護学講座の戸部浩美教授が講師を務めた。オランダ・アムステルダム大発達心理学分野のスーザン・ボーゲルズ教授もオンラインで講演した。
戸部教授は、育児におけるイライラや怒りといった感情にのみ込まれ、子どもを怒鳴りつけたりするのは逆効果だとしながら、そうした感情を否定したり無理に押さえ込んだりするよりも、冷静に眺めて見つめ直そうと勧めた。「感情を声に出して言ってみると、モヤモヤがすっとする」とアドバイスした。
親自身が「ありのままの自分でOK」という自尊心、自己肯定感を保ち、高めることも大切だと強調した。
ボーゲルズ教授は「今、この瞬間」に注意を払うマインドフルネスを解説した。参加者は背筋を伸ばして座った姿勢で自身の呼吸に意識を向ける2分間の瞑想に取り組んだ。