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認知症対策 社交ダンスで 北國健康生きがい支援事業・金沢医科大フォーラム 異性と手をつなぎ、脳を刺激 医師、看護師が解説
2007/01/14 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の金沢医科大学プログラム第二回フォーラム「もの忘れと認知症〜その対応と予防について〜」(金沢医科大、北國新聞社主催)は十三日、金沢市の北國新聞会館で開かれた。同大の医師や看護師が、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を患う人が認知症にかかりやすいと指摘し、塩分を控えめにした食事や社交ダンスなどの運動が予防に役立つとした。
 金沢医科大の地引逸亀(じびきいつき)精神神経科学教授が、脳が萎縮し機能が衰える「アルツハイマー病型認知症」と脳梗塞などで引き起こされる「脳血管性認知症」の二種類について、原因や症状を紹介。森本茂人同大高齢医学教授が「健康な人に比べ、糖尿病の人は二倍、高血圧の人は三倍、認知症にかかりやすい」と述べ、生活習慣病を防ぐことが認知症予防につながると強調した。
 これを受けて村上美紀同大病院看護部看護師長が、食事の際に塩分や動物性脂肪の摂取を減らし野菜や魚を採ること、適度な運動を行うことが生活習慣病の予防に有効であると説明。高齢者でも無理せず、楽しみながらできる運動として、異性と手をつなぐ社交ダンスを挙げた。知人や親戚を訪問したり、新聞や本を読むこと、手紙を書いたり電話をかけることも脳を刺激し、認知症の予防に効果的であると述べた。



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