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北國健康生きがい支援機構
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気道広げてぐっすり 北國健康生きがい支援事業 睡眠障害の解決法紹介 金沢医科大の栂教授ら
2007/03/04 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の金沢医科大学プログラム第三回フォーラム「睡眠障害〜現代人の悩み その解決法〜」(金沢医科大、北國新聞社主催)は三日、金沢市の北國新聞会館で開かれた。同大の栂(とが)博久教授(呼吸器内科学)らが、睡眠障害の具体例として、夜寝ている時に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」などについて解説し、圧力をかけた空気を鼻からマスクで流し込む治療法を紹介した。
□鼻に空気注入
 睡眠時無呼吸症候群について栂教授は、働き盛りの五十代の男性に多くみられ、夜よく眠れないため、昼間、仕事中に居眠りをすることが多くなると説明し、「決して特殊な病気ではなく、県内で治療が必要な人は二、三万人いると推定される」と述べた。寝ている時にいびきをかくのが特徴で、一時間の睡眠中、十秒以上の無呼吸状態が五回以上起こると治療が必要になるとした。
 栂教授は、同症候群の患者が居眠り運転などで交通事故を起こす危険性は通常の約七倍に上ると指摘し、肥満を解消し、就寝中に鼻からマスクで空気を注入する「CPAP(シーパップ)」療法やマウスピースで気道を広げて呼吸をしやすくすれば、ぐっすりと眠れるようになると述べた。
 引き続き、糸井あや助手(耳鼻咽喉科学)が、扁桃腺の肥大などが原因で起こる子どもの同症候群について解説した。「睡眠不足が成長を妨げるため、早期治療が望ましい」と語り、扁桃腺切除手術などを行えば九割で症状が改善するとした。
 堀有行(ありゆき)助教授(医学教育・情報学)は睡眠薬の正しい服用方法などについて講演。精神安定剤や睡眠薬は長期間服用しても重大な副作用はないとしながらも「使用期間は四―六週間を目安とし、生活習慣を見直すなど、薬物以外の治療法を試すことも大切だ」と話した。
 会場からは、いびきと睡眠時無呼吸症候群の関連性などを尋ねる質問が相次いだ。



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