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身近な薬草で健康を維持 北國健康生きがい支援事業で宮一北陸大教授、金沢市で講演 ドクダミ、オオバコなど民間薬の知恵紹介
2007/12/02 北國新聞 朝刊
北國健康生きがい支援事業の北陸大プログラム二〇〇七年度第三回講演会「人里の薬草―親から子へと伝わってきた健康文化」(北陸大、北國新聞社主催)は一日、金沢市の北國新聞会館で開かれた。講師を務めた同大生薬学教室の宮一諭起範(みやいちゆきのり)教授は、オオバコやヨモギといった身近な薬草の効能を解説した上で「古くから地域に伝わる民間薬の知恵を健康維持に役立ててほしい」と説いた。
宮一教授は飛鳥時代、聖徳太子が薬草の採取を奨励した歴史を振り返り「民間薬は年月をかけて淘汰(とうた)され、価値あるものが受け継がれてきた」と説明した。
宮一教授は学生だった約三十年前、自ら中部や近畿、中国四国地方の農村を訪ね、各地に伝わる民間薬を聞き取り調査した。講演では、その調査結果が報告され、傷の中の膿(うみ)を出すために抗菌作用のあるドクダミの葉をもんではったり、せき止めにオオバコを煎(せん)じて飲むなど各地の民間療法が紹介された。ダイコンの葉を乾燥させたものや、ゲンノショウコを煎じたものを風呂に入れると、湯冷めしにくいとした。利尿作用のあるトウモロコシの毛が腎臓病の薬として役立てられている事例も報告した。
水溶性食物繊維であるヤマイモや昆布のドロドロした成分は、コレステロールの吸収を抑え、免疫機能を高める作用があるとし、食事に積極的に取り入れることを勧めた。参加者は薬草が持つ力に熱心に聴き入った。
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