北國健康生きがい支援機構
トップページ > トピックス

トピックス

血管治療の最前線紹介 北國健康生きがい支援事業 体に負担かけず 金沢医科大プログラム
2011/12/18 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の今年度第2回金沢医科大プログラム(同大、北國新聞社主催)は17日、金沢市の北國新聞20階ホールで「体に優しい血管治療」をテーマに開かれた。同大病院の教授2人がエックス線やCT(コンピューター断層撮影)の画像で実際の症例を示しながら、血管の病気に対する最新の治療を解説した。
 血管外科の四方(しかた)裕夫教授は「手術を行う際は、手術自体が体に与える負担だけでなく、手術後に表れる影響まで考慮するべきだ」と指摘した。
 体への負担が小さい治療の具体例として、腹部動脈瘤(りゅう)などに用いられる「後腹膜(こうふくまく)アプローチ」を紹介した。腹部を切り開かず、腸を迂回(うかい)して患部に到達することで、従来手術後に起きやすかった腸管の癒着が防げると説明した。アレルギーや腎機能に障害のある患者のため、ヨードでなく二酸化炭素で血管造影を行う例などにも言及した。
 心血管カテーテル治療科の北山道彦教授は、狭心症や心筋梗塞の患者の心臓血管に細い管「カテーテル」を挿入し、風船や網状の金属製筒「ステント」を開いて狭くなった部分を広げるカテーテル治療の進歩を紹介した。
 ステントを入れる前の下準備として、ダイヤモンド製のドリルが付いた「ロータブレーター」で石灰化した血管の内壁を削っておく処置が有効であることや、薬剤をコーティングしたステントの登場によって、血管の同じ部分が再び狭くなる症例が大きく減ったことなどを説明した。



Copyright (C); THE HOKKOKU SHIMBUN All Rights Reserved.
〒920-8588 石川県金沢市南町2番1号 北國新聞社広報部 Maill : info@kenko-ikigai.com