top 医療記事特集 応急手当Q&A 休日当番医 リンク集 お問い合わせ
北國健康生きがい支援機構
トップページ > トピックス

トピックス

体と脳を鍛え長生き 前島学長が講演 北國健康生きがい支援事業・金城大プログラム
2019/09/01 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の今年度第1回金城大プログラム(同大、本社主催)は31日、金沢市の北國新聞20階ホールで開かれた。前島伸一郎学長が「長寿社会を生き抜くために!〜今から始める身体と脳の鍛えかた」と題して講演し、健康寿命の延伸に寄与する食生活や運動、脳トレーニングなどについて解説した。
 前島学長は、加齢によって身体機能や認知機能が低下する「フレイル」が要介護になる原因の一つであるとし、75〜84歳では男性の8・5%、女性の16%が、85歳以上では男性の21%、女性の50%がフレイルに該当すると指摘した。
 病的な筋力低下がないか判断する際に歩行速度が目安になるとし、10メートルを10秒ペースで歩けるかどうかチェックするよう呼び掛けた。握力が男性で26キロ未満、女性で18キロ未満の場合はフレイルが疑われるとした。
 筋力を維持するための手だてとして、前島学長は「歩幅を広くして歩くなど生活の中に運動を取り入れるといい」と勧め、左右1分ずつの片脚立ちやスクワットも有効だと説明した。受講者は認知症予防に効果的な頭の体操を体験した。
 フレイルを予防する食生活については、野菜や果物、ナッツ類、オリーブオイルなどを積極的に取る「地中海食」を紹介し、「魚やキノコ、海藻、漬物をよく食べる日本食パターンも要介護になりにくい」と述べた。



Copyright (C); THE HOKKOKU SHIMBUN All Rights Reserved.
〒920-8588 石川県金沢市南町2番1号 北國新聞社広報部 Maill : info@kenko-ikigai.com