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環境病対策が急務 北國健康生きがい支援事業の北陸大プログラム 「身近な食に有害物質」 鍜冶薬学部教授が講演
2008/11/30
北國健康生きがい支援事業の北陸大プログラム第二回フォーラム「『長寿県いしかわを目指して』〜二十一世紀の健康と医療〜」(同大、北國新聞社主催)は二十九日、金沢市文化ホールで開かれた。同大薬学部の鍜冶利幸教授は「健康に害を与えるレベルではないが、身近な食の中に、有害物質が含まれている」と述べ、将来起こりうる環境病への対策を急がなければならないと強調した。
鍜冶教授によると、環境病は大気や水の汚染、住環境の問題などが原因となって起こる病気。「生活習慣病などと比べ、対策がほとんど確立されていない。まさにこれからの分野」と説明した。
鍜冶教授は「中でも、水環境の悪化による健康被害が懸念される」と指摘し、カドミウムによるイタイイタイ病やメチル水銀が引き起こした水俣病などを紹介した。高い濃度ではなく、普通に食べる分には健康に害はないとしながらも、「これらの有害物質は、普段、口にする食べ物の中に含まれている」と話した。
一方で、低濃度のカドミウムを慢性的に摂取した場合の健康への影響や、メチル水銀の毒性発現の構造など、現在も分かっていない点が非常に多いことも指摘した。
鍜冶教授はカドミウムに対する体内の細胞の防御機能の解明をはじめ、現在進めている研究の成果を披露し、「将来起こるかもしれない病気に対する予防と治療法を確立するためにも、我々が取り組んでいる研究が必ず役に立つ」と述べた。
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