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症状なくても定期検査を B型肝炎 北國健康生きがい支援事業 金大・酒井准教授ら講演 病態や最新治療解説
2008/12/01 北國新聞 朝刊

 北國健康生きがい支援事業の「B型肝炎市民フォーラム」(金大、北國新聞社主催)は三十日、金沢エクセルホテル東急で開かれた。同大の医師らがウイルス性肝炎の一つであるB型肝炎の病態や最新治療について講演し、「症状がなくても定期的に検査を受けることが重要」と強調した。
 金大附属病院光学医療診療部の酒井明人准教授は、B型肝炎ウイルスに感染しても、多くが慢性肝炎を発症しない「無症候性キャリア」と呼ばれる状態になり、肝硬変や肝がんに進行するのは全体の一―二割程度と少ないことを解説した。一方で、軽い症状から突然、肝がんを起こすこともあるとし、「ウイルス保有者は、年に二、三回は画像検査を受けてほしい」と訴えた。
 千葉大大学院医学研究院の横須賀收教授(腫瘍(しゅよう)内科学)は、B型肝炎の治療法として経口薬の「核酸アナログ製剤」を紹介。「ウイルスの増殖を抑え、治癒に近い病態にできるが、長期間服用するとウイルスの変異により効かなくなる場合がある」と問題点を指摘した。その対応策として、最近発売された耐性が出現しにくい核酸アナログ製剤との併用を挙げ、治験データなどで効果を示した。
 引き続き、フォーラムで司会を務めた金大大学院医学系研究科の金子周一教授(消化器内科)、酒井准教授、横須賀教授によるパネルディスカッションが行われた。来場者からの質問に答えた金子教授は「長年自覚症状がなくても、注意を怠らず検査は続けてほしい。かかりつけ医のほかに、たまには肝臓専門医に相談することが大切」と説いた。
 講演に先立ち、菊地修一県健康推進課長が県内の検診体制やインターフェロン治療の医療費助成制度について説明した。フォーラムにはブリストル・マイヤーズが協賛した。



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