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運動と社交で認知症予防 北國健康生きがい支援事業の金沢医科大プログラム 教授ら4人、長寿の秘けつを紹介
2008/12/14 北國新聞 朝刊
北國健康生きがい支援事業の第二回金沢医科大プログラム「『高齢者の健康増進 健康支援』〜明るく長生きするために〜」(同大、北國新聞社主催)は十三日、金沢市の北國新聞二十階ホールで開かれた。同大病院の教授ら四人が高齢者を悩ませる認知症やうつの予防法、健康づくりのための簡単運動法、家庭でできる感染症対策などを分かりやすく紹介した。
森本茂人高齢医学科教授は、認知症予防について高血圧や糖尿病など生活習慣病の改善が重要とし、「手紙を書いたり、友人と話したりして社交性を持つことも脳を刺激する」と述べた。後期高齢者に多いうつは根本的治療法がない認知症と違い、治療を受けたり心身を休めたりすることで治ると強調した。
生活習慣病センターの田村暢煕教授は「簡単でもいいから体を動かすことが大切」と話し、両手を前に突き出して左右交互に握ったり開いたりする動きや、頭の後ろで手を組み体を回す運動などを紹介。かかとで歩いたり、つま先で立つ動作を日常生活に取り入れることも運動不足解消に効果があると説明した。
看護学部の前田修子在宅看護学講師はインフルエンザなどの感染症予防法を解説した。接触、飛沫(まつ)、空気の感染経路を断つため、「帰宅時、トイレ後、食事前は必ず手洗いし、うがいは三回する。外出時はマスクをしてほしい」と呼び掛けた。
瀧本淳子ソーシャルワーカー主任は、高齢者らの相談支援を行うソーシャルワーカーの仕事を紹介。瀧本主任は「相談者の気持ちと暮らしを支えるのが私たちの役割。何でも気軽に相談してほしい」と話した。
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